メイドさん日記
もしメイドさんがいたら。もしメイドさんがいてくれたら。そういうことをよく考える。感情がうまく動かなくて、なにも考えられなくなっても、それでもやさしくしてくれるメイドさんがほしいのだ。そのメイドさんはお金持ちで、働かなくてもずっと暮らせるだけのお金を持っていて、僕のことが好きで、結婚してくれる。僕のことが大好きだからずっと一緒に暮らしてくれる。広い高級マンションで幸せに暮らす。メイドさんはかわいい。すこぶるかわいい。そしてすごく優しい。優しいを超えた優しい。もう天使とかそういう階級じゃない。どこまでもメイドさん。お洋服もメイドさん。フリフリモコモコでやわらかい。ペンギンのおなかよりやわらかい。ぎゅーってだきつくとモコモコよしよししてくれて、背中をさすってくれたりもする。そしたら僕は泣いてしまって、それでもメイドさんは、どんなに惨めでも優しくしてくれて、それがうれしくて、もっと泣いてしまう。でもメイドさんは嫌がらない。嫌がったりなんかしない。なぜなら、僕のことが好きだからだ。メイドさんは、メイドさんであると同時に恋人で、友達なのだ。だから休日は一緒に映画を観に行ったりする。僕がぐったりしているときも優しく起こしてくれて、映画を観に行きましょうって声を掛けてくれる。それからメイドさんは友達なので本の趣味とかもすごく合っていて、本を読んだらいろんな意見を言ったり、感想を言い合ったりする。それからもちろんゲームも好きなのだ。二人で対戦できるゲームをやったり、協力できるゲームをやるのだ。僕が一人でゲームをやっているときも、後ろから応援してくれたりする。シューティングゲームみたいな集中が必要なゲームのときは、静かに観ていてくれる。でも普段は、二人で一緒に楽しくゲームをするのだ。FPSで協力したり、パズルゲームで対戦したり、シュミレーションゲームでアドバイスを出し合ったりするのだ。きっと楽しくてしょうがない。怖いゲームをやっていたらメイドさんがキャーなんて言って抱きついてくるのだ。どきどきする。夏は冷房が、冬は暖房がきいた部屋で、大きなテレビに向かって二人で楽しく遊ぶ。夢みたいだ。一緒に買い物だって行く。服屋さんではメイドさんが服を選んでくれるから、センスのない僕が困ったりすることはないのだ。雑貨屋さんではかわいいティッシュカバーとか、きれいなコースターとかを二人で選んだりする。スーパーマーケットでは夕飯どうしようかなんて話して、食材を二人で選ぶ。メイドさんはお菓子が好きなの材料も買うのだ。メイドさんは料理がすごく上手で、いつもご飯を作ってもらう。たまに手伝う。メイドさんの作る料理はみんな優しい味がして、食べると幸せな気分になれる。お菓子、特にクレープなんかを作るのも得意で、おやつの時間に焼いては口のまわりをクリームだらけにして幸せそうに食べる。すごくかわいい。もちろんメイドさんは健康に気を遣ってくれて、しっかりした献立を考えてくれるのだ。メイドさんは身の回りのことをぜんぶやってくれる。僕ができないことやわからないこともぜんぶしてくれるのだ。きれい好きだから掃除もしっかりしてくれる。僕もきれいなのは好きなので手伝ったりすることもある。洗濯だって面倒くさがりの僕と違って毎日やってくれるのだ。僕なんかいなくても別にいいんじゃないかという気もするけれど、メイドさんは僕がいてくれるとうれしいっていうから一緒にいる。もちろん僕もメイドさんと一緒にいられてうれしい。とても。寝る前には二人でストレッチをする。それからたまに、マッサージをしてもらうことがある。メイドさんはすごく優しくマッサージしてくれるので、僕はすぐに気持ちよくなって眠ってしまう。メイドさんは耳掃除もしてくれる。そのときはひざまくらをしてくれるので、僕はいつもとろーんとした気分で耳掃除をしてもらえるのだ。メイドさんは抱きついてもおこらない。それどころか、よろこんでくれる。だから僕はうれしくて、しょっちゅうメイドさんに抱きつく。メイドさんはあったかくてやわらかくていい匂いがして気持ちいい。メイドさんに抱きついていると、僕はもう何も考えられなくなって、すぐに泣いてしまったり、眠ってしまったりする。それでもメイドさんは優しいので許してくれる。メイドさんにぎゅってされていると、つらかったことや、苦しかったことや、虚しいことや、悲しかったことが、全部どこかへ消えてしまう。幸せになってしまう。幸せになるともうなにもできなくなるので、ただただ抱きしめられている。もう大丈夫だよって、声もかけてくれる。そこから先は心が動かなくなって、いつの間にか意識がなくなっている。それくらい幸せなのだ。メイドさんとはエッチなこともする。僕はエッチなことがあまり好きではないのだけど、メイドさんがしたくなることがあって、そういうときは必要とされるのがうれしくて、よろこんでエッチなことをする。頭が真っ白になって、すごく気持ちがいい。僕もエッチなことをしたくなることがある。メイドさんは僕のどんなお願いも聞いてくれるので、僕はしてほしいことをしてもらう。僕はおんなのこをいじめるのが好きなので、よく殴らせてもらう。メイドさんが痛がっているところをみるとうれしくなるので、たくさんぶったりもする。嫌がられるのも好きなので、嫌がったふりをしてもらうこともある。もっとひどいこともするけど、メイドさんは全部ゆるしてくれる。それがうれしくて、僕はメイドさんを抱きしめて、そのまま眠ってしまうのだ。普段はもちろん一緒に眠る。同じベッドにいて、頭を撫でられながらだったり、抱きしめられたりしながら眠る。メイドさんがいてくれるとすごく安心できて、眠るのも起きるのもつらくない。怖い夢をみて起きてしまったときも、隣にメイドさんがいるからすぐに怖くなくなる。朝もメイドさんが起こしてくれるから苦しくない。どうしてもメイドさんと離れたくないときは、ずっと一緒にくっついて一日を過ごす。メイドさんは僕のわがままを全部聞いてくれて、いくらでも甘えさせてくれる。メイドさんと僕は好きどうしなのだ。だからどんなことだって許せるし、一緒にいて嫌なことなんかない。全部が全部幸せなのだ。幸せしかなくて、まるで天国みたいな、何もかも満たされた生活なのだ。ずっと幸せ。ちゅーだってする。ずっとずっと幸せ。
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