February 7, 2011

「萌える伝奇」あとがきもしくは世迷言


このへんが限界か。
あとは大量死、虐殺や災害のあるシーンが伝奇には多いな、と思うんだがこれを萌え要素として紹介するのはいささか不謹慎なところがあるのでやめた。ある意味フィクションらしいもののひとつなので、それらを伝奇が回収していった結果紛れ込んでいるのかもしれない。タイトルがよくなかったな。もうちょっとマシな題にできなかったのかという気がするが、伝奇のココが面白い! みたいなタイトルにすると全体ににわかに漂っている悪趣味さ際立たせてしまう気がしたので、このタイトルのままにした。挙げた要素のほとんどがパラノイア的な匂いを醸し出しているのは偶然ではなく、俺の趣味に忠実に従った結果である。ろくでもない趣味だが、好きなものは好きだからしょうがない(いいフレーズだ)。たまには好きなものを好きと言ってみたかったのでまとめて書きだしてみた。それがそんなに好きかと言われれば、たぶんそこまででもない。知識の少なさもそれを物語っているはずだ。
自分が好きだと言っているものを本当に好きなのか、という疑問が常にある。伝奇というオカルトに関連する物語を好んでいるのなら、なぜその元ネタをもっと掘り下げて知ろうとしないのか、そもそも本当に伝奇が好きならあの本もその本も読んでいるはずだろ、みたいな強迫観念があるのだが、そういうことを考えるのが色々めんどくさくなったため、とりあえず今ある知識でなんとか語れる範囲のものをゲロゲロ吐いてみようじゃないか、というわりと楽観的なスタンスでやってみた。
初期の日記のようなナイーブさがどこかに飛んでいってしまったのは、ああいう感じで共感を求めていくようなコミュニケーションのやりかたが自分には向いてないなと思ったからだ。そもそもろくにコミュニケーションする相手もいないのに内省をするのはしんどい。体育もないのに逆上がりの練習をするようなものだ。そんなことより夕飯をなんとかしないとまた牛肉を腐らせることになるぞ。
というわけで好きなものを好き勝手に語ることにした。べつに「固有名詞」+「が好きです。」で終わらせるようなぬるい書き方でもよかったのだが、いかんせん面白味に欠ける。できるだけどういう意味を持っているか執拗に説明したかったのだ。
付録はもう少し考えて書けばよかったな。ネタバレなしで読めるのが「低俗霊DAYDREAM」だけになってしまっている。「カオスヘッド」と「シュタインズゲート」はたいしたネタバレではないが、もうちょっと魅力的にできたかもしれない。とりあえず、ここがいいんだぜという要点のゴリ押しでなんとかした感がある。「水月」はプレイ済みじゃないと何言ってるのかさっぱりだが、付録の中では一番マシかもしれない。ただの考察だけど。
結局何が言いたいのかよくわからない、ゲロまみれの吐瀉物みたいなものが完成してしまったが、とりあえず変な電波を受信してくれればうれしい。えずきながら、こ、これがすきなんです、と彼が指さした先には、味噌をこねて作ったトーテムポールが。てっぺんにはドングリ。そんな感じで。

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